AI競馬予想ってどう始めるの? ChatGPTで実際に試してみた【第2回】

AI競馬予想ってどう始めるの? ChatGPTで実際に試してみた【第2回】

AI競馬予想ってどう始めるの? ChatGPTで実際に試してみた【第2回】

前回、私は #ChatGPT に競馬新聞PDFだけを渡し、

「無料で公開されている情報なら自由に検索して構いません。」

という条件で、#帝王賞(JpnⅠ)の予想を依頼しました。

その結果、

◎⑧ミッキーファイト(1着)

▲③アウトレンジ(2着)

△⑩ディクテオン(3着)

と、印を付けた馬で1~3着をすべてカバー。

◎から印への3連単でもプラス収支となり、ChatGPTは自ら今回の予想を90点と自己評価しました。

もちろん、帝王賞は比較的人気馬が力を発揮しやすいレースでもあり、この1戦だけでAIの実力を判断することはできません。

そこで私は、

「今回の結果を踏まえて、次は何を変えますか?」

とChatGPTに聞いてみました。

■AIの答えは意外だった

ChatGPTの答えは、

「まだ予想方法は変えません。」

というものでした。

理由は、

「まだ1レースしか検証していないため、この予想方法が有効なのか、それとも偶然だったのか判断できません。」

とのこと。

さらに、

「まずは同じ条件で最低でもあと3レース程度は検証したい。」

という提案を受けました。

確かに、毎回条件を変えてしまえば、どの情報が本当に役立ったのか分からなくなってしまいます。

そこで今回は、前回と全く同じ条件で、大井競馬の最終3レースを予想してもらうことにしました。

■まずは競馬新聞だけで予想

今回も最初に渡したのは、netkeibaの競馬新聞PDFだけです。

この段階では前回と同じようにインターネット検索は行わず、

・近走成績

・クラス実績

・脚質

・騎手

・前走内容

など、競馬新聞から読み取れる情報だけで最初の予想を組み立てました。

【競馬新聞だけでの予想】

■10R

◎⑩インペリオ

○⑤リコーヘンメリー

▲⑨タガノサダフ

注⑫サブノモアナ

△③マスターキー

△⑪カッタラキマセン

△②エレパイオ

■11R

◎⑩ミクニサンビーム

○⑥ペルセヴェランテ

▲⑨モズユウガ

注⑤メーサンデュラント

△④エルツ

△②ビシャモンテン

■12R

◎④グラスグリード

○③ロングサーブ

▲⑤キタノライジン

注⑩ウインアザレア

△⑧イタロ

△⑨ドゥーロアバンティ

△⑦サトノエンパイア

■AIは次に何を検索したのか

新聞だけで予想を組み立てたあと、ChatGPTは前回と同じように公開情報の検索を始めました。

今回確認した内容はこちらです。

① 前売りオッズ・人気順位

前回の帝王賞では、市場がどの馬を高く評価しているのかを確認するため、前売りオッズを検索しました。

しかし今回は一般レースだったため、無料で確認できる前売りオッズや人気順位は見つかりませんでした。

② 天気予報

前日の大井競馬は最終レースまで不良馬場。

さらに当日も雨の可能性が残っていたため、馬場が急激に乾く可能性は低いと考え、水分を多く含んだダートを想定しました。

③ 馬場情報

前日の開催結果も確認。

どのような脚質が好走していたのかを参考にし、極端な馬場傾向になっていないかも確認しました。

④調教情報

各馬の最終追い切りや陣営コメントなど、無料で確認できる情報を検索しました。

⑤ コース傾向・過去データ

大井競馬場の同距離で好走しやすい脚質やレース傾向を改めて確認しました。

⑥ 客観的な能力比較

前回は地方競馬全国協会が公開しているプレレーティングも参考にしました。

今回も同じように無料で利用できる指数や客観的な能力比較データを探しましたが、一般レースでは利用できる公開データは見つかりませんでした。

そこで代わりに、

無料で公開されているAI予想やデータ分析も参考にしながら、自分の評価と比較しました。

■AIが考えたこと

今回、ChatGPTが一番困ったのは、

「市場全体が各馬をどう評価しているのか。」

という情報でした。

前回は前売りオッズという参考材料がありましたが、今回はそれがありません。

そこで人気順位の代わりになる公開情報も探しましたが、決定的なデータは見つかりませんでした。

最終的にChatGPTは、

「取得できない情報を無理に推測するのではなく、利用できる公開情報だけで判断する。」

という結論になりました。

■AIの最終予想

検索後、最終的な予想はこちらになりました。

■10R

◎⑩インペリオ

○⑤リコーヘンメリー

▲⑨タガノサダフ

注⑫サブノモアナ

△③マスターキー

△⑪カッタラキマセン

△②エレパイオ

【馬柱予想と変更なし】

■11R

◎⑩ミクニサンビーム

○⑥ペルセヴェランテ

▲⑨モズユウガ

注⑤メーサンデュラント

△④エルツ

△②ビシャモンテン

【馬柱予想と変更なし】

ただしChatGPTは、無料AIの評価も参考にした結果、⑥ペルセヴェランテの評価をかなり見直したようで、最後まで本命候補として迷っていました。

■12R

◎⑦サトノエンパイア

○④グラスグリード

▲③ロングサーブ

注⑤キタノライジン

△⑩ウインアザレア

△⑧イタロ

△⑨ドゥーロアバンティ

こちらは検索後に本命が変更となりました。

無料で公開されていたAI分析で、ハイペース想定と後半の脚力が評価されていたことから、⑦サトノエンパイアを本命へ変更しました。

さて、どういう結果になるのか楽しみに夜を待つとしましょう。

■編集後記

今回の検証で印象的だったのは、

ChatGPTが「前回と同じ情報が取得出来なかったので今回は予想できません。」とは言わなかったことです。

取得できない情報があるなら、その代わりになる公開情報を探し、それも見つからなければ、最終手段として、その情報を使わずに予想を組み立てる。

そんな考え方をしていたのは少し意外でした。

一方で、人間なら無料会員登録をすれば確認できる情報でも、ChatGPT自身は自分で会員登録したりログインして情報を取得することができません。

検索の途中で何度も止まり、情報を取得する為の条件が満たせないと嘆いていました。

この違いが予想にどの程度影響するのか。

そして今回の予想は実際にどうだったのか。

最後に一番面白かったのは、AIが予想をする為に別のAIの予測や解析を参考にしたという事実です。

現状自分が持っているデータや情報でわからない事を別のAIが無料で公開している情報で補う。

使える物は何でも使うという事なのでしょう。

自身がデータを蓄積していったら、この先検索内容がどう変わっていくのかも気になります。

次回は、今回のレース結果を受けて、ChatGPTが今回の予想をどう振り返り、次は何を改善したいと言い出すのかも検証してみたいと思います。

#競馬 #地方競馬 #大井競馬 #AI競馬予想 #ChatGPT

2026.7.3 うまラボ編集部

元記事:Xで読む