ブリーダーズカップ開幕を目前に控え、米国キーンランド競馬場では出走各馬の最終調整が進んでいます。クラシック連覇を目指すフォーエバーヤングも坂井瑠星騎手を背に最終追い切りを実施。矢作芳人調教師は現地メディアのインタビューで、愛馬への思いと米国ファンへの感謝を語りました。
オーストラリアではメルボルンカップへ向けた動きが続き、香港では若手騎手の活躍や復活勝利が話題に。欧州からは有力馬の引退、障害競走、競馬文化に関するニュースも届いています。
本日は日本の地方重賞3競走と、ブリーダーズカップ関連を中心とする世界各地の競馬ニュース29本をお届けします。
■ 本日の重賞
🇯🇵【日本・園田競馬場】
第2回 ネクストスター園田
2歳馬による地方競馬の重賞競走。将来の短距離路線を担う若駒たちが、園田競馬場で争う。
🇯🇵【日本・名古屋競馬場】
第3回 ネクストスター名古屋
東海地区の2歳馬が集う重賞競走。今後の重賞戦線を占ううえでも注目される一戦となる。
🇯🇵【日本・門別競馬場】
第29回 エーデルワイス賞(JpnⅢ)
2歳牝馬によるダートグレード競走。地方所属馬とJRA所属馬が対戦する、秋の重要な一戦となる。
■ BREEDERS' CUP|ブリーダーズカップ関連
🇺🇸【アメリカ】
1.「常に私の想像を超えていく」矢作調教師がフォーエバーヤングへの思いと米国ファンへの感謝を語る
ブリーダーズカップ・クラシック(GⅠ)の連覇を目指すフォーエバーヤングについて、矢作芳人調教師が米国の競馬メディア「Agentes305」のインタビューに応じ、愛馬への思いや現地ファンとの交流について語った。
インタビューを担当したカルロス・モラレス氏は、数年前のサウジダービーからフォーエバーヤングを追い続けてきたという人物。これまでの活躍をどのように受け止めているか、矢作調教師に質問した。
矢作調教師は「常に私の想像を超えていく。私の想像の上を行ってますよね、彼は。そこが素晴らしいと思います」と回答。世界の大舞台で期待以上の結果を残し続ける愛馬を称えた。
最終追い切りについては、坂井瑠星騎手から「今の時点では言うことなしというか、問題ない」との報告を受けたことも明かした。
インタビューでは、荒木助手をはじめとする厩舎スタッフのファン対応も話題になった。
矢作調教師は、米国の競馬ファンから多くの声援や温かい歓迎を受けていることに触れ、ファンサービスはその恩返しという考えを説明。自身が指示しなくても、スタッフが自主的にファンとの交流に取り組んでいると語った。
最後にはモラレス氏が、土曜日のレースでの健闘を祈るとともに、フォーエバーヤングを米国へ連れてきたことへの感謝を伝えた。
競走馬としての強さだけでなく、米国の競馬ファンとのつながりも大切にする矢作厩舎。その姿勢が伝わるインタビューとなった。
【インタービューポスト】
https://x.com/agentes305/status/2115486885912912169
2.フォーエバーヤングが最終追い切り 坂井騎手を背にアメリカンステージと併せ馬
ブリーダーズカップ・クラシックの連覇を目指すフォーエバーヤングが28日、米国ケンタッキー州のキーンランド競馬場で最終追い切りを行った。
坂井瑠星騎手を背に、同じ矢作芳人厩舎のアメリカンステージと併せ馬を実施。半マイルを50秒20で走り、決戦に向けた調整を締めくくった。
矢作調教師は追い切り後、馬の状態に問題はなく、非常にフレッシュな状態にあると説明。今回の調整内容にも満足している様子だった。
昨年のクラシックを制したフォーエバーヤングは、2000年と2001年に連覇したティズナウ以来となる偉業を目指す。
【本日のピックアップ】
https://x.com/gichu_omoto/status/2115536141822955838
3.海外メディアがマグニチュードを警戒 フォーエバーヤングのBCクラシック連覇に立ちはだかる存在
カナダの競馬メディアが、ブリーダーズカップ・クラシックに出走するマグニチュードを取り上げ、連覇を狙うフォーエバーヤングにとって有力なライバルになる可能性を指摘した。
マグニチュードは今年のドバイワールドカップでフォーエバーヤングを破っており、実際の対戦結果が評価の根拠となっている。
クラシックには米国の有力馬も顔をそろえる。フォーエバーヤングにとって、昨年とは異なる顔ぶれを相手に王座を守れるかが注目される。
4.ブリーダーズカップ開幕迫る 初日は2歳馬によるGⅠ5競走
米国ケンタッキー州のキーンランド競馬場で、ブリーダーズカップの開催が目前に迫っている。
現地30日の初日は、2歳馬によるGⅠ5競走を実施。翌31日にはクラシックをはじめ、古馬を含む主要競走が行われる。
世界各地から集まった有力馬たちが、芝とダートの各カテゴリーで年間王者の座を争う。
5.ブリーダーズカップで出走取消相次ぐ スコティッシュラッシーなど5頭が回避
ブリーダーズカップを目前に控え、複数の出走予定馬が回避することになった。
出走取消が伝えられたのは、スコティッシュラッシー、ゴドロー、ズールーキングダム、インダクション、テストスコアの5頭。
このうちインダクションとテストスコアについては、発熱が回避理由として伝えられている。
大舞台を前にした出走馬の変更は、各競走の勢力図や騎手の動向にも影響することになる。
6.オブライエン調教師、BC歴代最多22勝目に挑戦 バファート調教師との記録争い
アイルランドのエイダン・オブライエン調教師が、ブリーダーズカップにおける歴代最多勝利記録の更新を目指す。
これまでの通算勝利数は21勝で、米国のボブ・バファート調教師と並ぶ記録。今回の開催で1勝を加えれば、単独最多の22勝となる。
欧州を代表する名伯楽が、今年も複数の有力馬を送り込むブリーダーズカップ。競走結果とともに、調教師の記録更新にも注目が集まる。
7.リベルタンゴ、BCジュヴェナイルターフスプリントで好枠を確保
ブリーダーズカップ・ジュヴェナイルターフスプリントに出走するリベルタンゴが、枠順抽選で好位置とみられるゲートを確保した。
短距離戦では発走直後の位置取りが結果を左右することも多く、枠順は重要な要素となる。
世界各地のスピード自慢が集まる2歳芝短距離GⅠで、リベルタンゴがどのような競馬を見せるか注目される。
8.サンタナ騎手の騎乗変更が決定 BCスプリントのヒムはベハラーノ騎手へ
米国のリカルド・サンタナ・ジュニア騎手が騎乗停止となり、ブリーダーズカップで予定されていた騎乗馬に変更が生じた。
BCスプリントに出走するヒムには、代役としてラファエル・ベハラーノ騎手が起用されることになった。
大舞台の直前に決まった騎手変更だけに、各陣営の対応が注目されている。
9.英国の20歳ニコルズ騎手、ミスイーチャンスでブリーダーズカップ初挑戦
英国の20歳、ジャック・ニコルズ騎手が、ミスイーチャンスとのコンビでブリーダーズカップ・ターフスプリントに初めて挑む。
世界のトップジョッキーが集まる国際舞台への初参戦は、若手騎手にとって大きな経験となる。
英国から遠征するミスイーチャンスとともに、米国の芝短距離GⅠでどのような走りを見せるか注目される。
■ WORLD RACING|世界の注目レース・有力馬情報
🇦🇺【オーストラリア】
10.マクドナルド騎手、メルボルンカップでトラストユアインスティンクトに騎乗
オーストラリアを代表するジェームズ・マクドナルド騎手が、メルボルンカップでトラストユアインスティンクトに騎乗することになった。
メルボルンカップはフレミントン競馬場で行われる豪州屈指の長距離GⅠ。国内外の有力馬とトップジョッキーが集まる一戦となる。
実績豊富なマクドナルド騎手の手綱さばきにも注目が集まる。
11.ソーユーアーがベンディゴカップ制覇 4連勝もメルボルンカップ出走は不透明
オーストラリアのベンディゴ競馬場で行われたベンディゴカップを、ソーユーアーが制した。
これで4連勝となり、勢いを維持したまま春の大舞台へ向けて存在感を示した。
ただし、メルボルンカップへの出走については不透明な状況が続いている。出走枠や今後の陣営の判断が注目される。
12.ザネクストエピソード、フレミントンのGⅠクールモアスタッドSへ
オーストラリアのザネクストエピソードが、フレミントン競馬場で行われるクールモアスタッドS(GⅠ)に挑む。
同競走は3歳馬による芝短距離の重要な一戦で、将来のスプリント路線を担う有力馬が集まる。
GⅠの舞台でザネクストエピソードがどのような走りを見せるか注目される。
🇬🇧【イギリス・北アイルランド】
13.ハイチクル、ダウンロイヤルでタウンエンド騎手とコンビ
北アイルランドのダウンロイヤル競馬場に出走するハイチクルは、ポール・タウンエンド騎手とのコンビで臨むことになった。
当初注目されていたショーン・ボーウェン騎手ではなく、障害競走の名手タウンエンド騎手が騎乗する。
秋から冬にかけて本格化する障害競走シーズンの中で、騎手の選択も注目材料となっている。
■ HORSE NEWS|名馬の近況・故障・引退
🇮🇪【アイルランド】
14.愛2000ギニー馬ガスタードが引退 クールモアで種牡馬入り
アイルランド2000ギニーを制したガスタードが現役を引退し、クールモアで種牡馬入りすることになった。
同馬はブリーダーズカップ・ジュヴェナイルターフでも優勝しており、2歳時から国際舞台で実績を残してきた。
今後は競走馬としての能力を次世代へ伝える役割を担う。
🇭🇰【香港】
15.ヨーダズチョイス、膝の手術を乗り越えて初勝利
香港のシャティン競馬場で、ヨーダズチョイスが待望の初勝利を挙げた。
同馬は過去に膝の手術を受けており、復帰までの過程を経て勝利をつかんだ。
管理するピエール・ン調教師にとっても、長い調整期間を経て得られた結果となった。
🇳🇿【ニュージーランド】
16.GⅡ勝ち馬コンスティトン、1歳時の検査画像がセールでの取引に影響
ニュージーランドのGⅡ勝ち馬コンスティトンについて、1歳馬セール当時の経緯が伝えられた。
同馬は若駒時代、X線検査画像の問題によって売却が難しくなった経験を持つ。
その後、競走馬として重賞を制するまでに成長。若駒の評価と実際の競走成績が必ずしも一致しないことを示す事例となった。
■ RACING PEOPLE & SALES|競馬関係者・馬産・セール
🇭🇰【香港】
17.香港の見習いユエン騎手が1日3勝 今季16勝で存在感
香港のシャティン競馬場で、見習い騎手のニコラ・ユエン騎手が1日3勝を挙げた。
今季は91回の騎乗で16勝を記録し、勝利数ではザック・パートン騎手に次ぐ位置につけている。
経験豊富なトップジョッキーが集まる香港競馬で、若手騎手の活躍が注目を集めている。
🇬🇧【イギリス】
18.オイシン・マーフィー騎手、カタールレーシングとの専属契約を年末で終了へ
英国のオイシン・マーフィー騎手が、カタールレーシングとの専属騎手契約を2026年末で終了することになった。
長年にわたり有力馬の手綱を任されてきたマーフィー騎手にとって、騎乗活動の転機となる。
契約終了後の騎乗方針や、新たな有力馬とのコンビにも注目が集まる。
■ WORLD TOPICS|世界の競馬文化・面白ニュース
🇬🇧【イギリス】
19.GⅠ馬エンシェントウィズダムが慈善競走で勝利 ノッティンガム競馬場に登場
英国ノッティンガム競馬場で行われた慈善競走に、GⅠ勝ち馬エンシェントウィズダムが出走した。
騎乗したのはタラ・マーフィーさん。実績馬とのコンビで見事に勝利を収めた。
通常の競馬とは異なる形で名馬がファンの前に姿を見せ、慈善活動に参加する取り組みとなった。
🇺🇸【アメリカ】
20.ソヴリンティを支える厩舎の人気者 元競走馬ロッキーの意外な経歴
ブリーダーズカップ・クラシックに出走するソヴリンティの周囲では、厩舎で付き添い役を務めるポニーのロッキーにも注目が集まっている。
ロッキーは元競走馬で、現役時代の登録名はルッキングアットビキニズ。2019年にはトラヴァーズSにも出走した経歴を持つ。
現在はビル・モット調教師の厩舎で、競走馬を落ち着かせる役割を担っている。
大舞台に挑む有力馬の陰には、こうした仲間の存在もある。
🇭🇰【香港】
21.ラッキーサムゴー、シャティンでダート初勝利
香港のシャティン競馬場で、ラッキーサムゴーがダートでの初勝利を挙げた。
騎乗したのはジェリー・チャウ騎手で、管理するのはマーク・ニューナム調教師。
芝とダートで適性が異なる香港競馬において、新たな条件で結果を残したことは今後の出走選択にもつながりそうだ。
22.マカオから移籍したハッピーユニバース、香港で初勝利
香港のシャティン競馬場で、マカオ競馬から移籍したハッピーユニバースが香港での初勝利を挙げた。
デレク・リョン騎手が騎乗し、ジミー・ティン調教師が管理する同馬が、新天地で結果を残した。
マカオ競馬の開催終了後、香港などへ移籍した競走馬の動向を伝える一例となっている。
🇫🇷【フランス】
23.オートゥイユ競馬場で障害競走の祭典 山岳をテーマにしたイベントも
フランス・パリのオートゥイユ競馬場で、障害競走を中心としたイベント「48時間の障害競走」が開催される。
今回は山岳をテーマにした催しも企画され、競馬だけでなく会場全体で楽しめる内容となっている。
障害競走が競馬文化の重要な一部となっているフランスならではのイベントとして注目される。
■ RACING REPORT|競馬制度・運営・規制
🇬🇧【イギリス】
24.英国の機械ゲーム税引き上げ案に競馬界が懸念 年間5700万ポンドの損失を警戒
英国で、機械ゲームに対する税率を20%から25%へ引き上げる案が議論されている。
英国競馬統括機構(BHA)は、この変更が競馬産業に与える影響を懸念。年間5700万ポンド規模の損失につながる可能性を指摘している。
賭事産業と密接な関係にある英国競馬では、税制変更が競馬場や関係事業者の経営にも影響する可能性がある。
🌏【国際競馬】
25.アジア地区の重賞格付け見直し カタールと南アフリカの競走が昇格
国際的な重賞格付けの見直しにより、カタールのアミールトロフィーや南アフリカのクワズール・ナタールギニーなどの競走が昇格対象となった。
重賞の格付けは競走の国際的な評価や、出走馬の実績を判断するうえで重要な基準となる。
各国の競走体系がどのように評価されるかは、国際遠征や馬産市場にも影響する。
🇦🇺【オーストラリア】
26.ヴィクトリアレーシングクラブ、ヴィクトリアダービーのGⅠ格付け維持へ
オーストラリアのヴィクトリアレーシングクラブが、ヴィクトリアダービーのGⅠ格付けを維持するための取り組みを進めている。
ヴィクトリアダービーはフレミントン競馬場で行われる3歳馬の伝統的な長距離競走。
競走体系の変化が進む中、歴史ある一戦の地位を守るための対応が注目されている。
🇺🇸【アメリカ】
27.フロリダ州オカラに新競馬場計画 300エーカー超の用地を活用
米国フロリダ州オカラで、新たな競馬場の建設計画が進められている。
計画では300エーカーを超える土地を活用する構想が示されている。
オカラは米国有数の競走馬生産・育成地域として知られ、新競馬場の整備が実現すれば、地域の競馬産業に新たな動きが生まれる可能性がある。
🇸🇦【サウジアラビア】
28.サウジ競馬アカデミー、引退競走馬の再調教に取り組む
サウジアラビアの競馬アカデミーが、引退した競走馬を対象とする再調教の取り組みを進めている。
競走生活を終えた馬に対し、障害飛越や馬場馬術など、新たな用途に向けた訓練を行う。
競走馬の引退後の活躍の場を広げる活動として、馬の福祉や人材育成の面からも注目される。
29.2027年サウジカップ開催概要を発表 登録料無料、賞金総額3940万ドル超
サウジアラビアの競馬当局が、2027年のサウジカップ開催に関する概要を発表した。
開催予定日は2月5日と6日。賞金総額は3940万米ドルを超える規模となり、各競走への登録料は無料とされている。
世界各国から有力馬を招く国際競馬イベントとして、サウジカップの存在感は年々高まっている。
2026年10月29日
OGBうまラボ編集部
