OGB競馬NEWS EVENING|10月21日

OGB競馬NEWS EVENING
2026年10月21日

ブリーダーズカップ・クラシック連覇を目指すフォーエバーヤングが、米国キーンランド競馬場に到着しました。同じ矢作芳人厩舎のシンエンペラーも現地入りし、決戦へ向けた最終調整が始まります。

国内では、クラシック三冠を狙うロブチェンが菊花賞の最終追い切りを完了。ジャスティンシカゴ、ダノンヒストリー、アウダーシアなど、ライバル陣営からも順調な仕上がりが伝えられています。天皇賞・秋を目指すクロワデュノールも好時計を記録しました。

地方競馬では8歳馬スレイマンが埼玉栄冠を連覇。海外では、競馬とハロウィーンが融合するベルギーのイベントや、ファンの予想が慈善団体への寄付につながる豪州の企画など、世界各地の話題をお届けします。

■ PICK UP NEWS

1.フォーエバーヤングがキーンランド到着! シンエンペラーとともに現地入り、BCクラシック史上2頭目の連覇へ

ブリーダーズカップ・クラシック連覇を目指すフォーエバーヤングが、現地時間10月20日、米国ケンタッキー州のキーンランド競馬場に到着した。

21日にはブリーダーズカップ主催者が公式SNSで動画を公開。同じ矢作芳人厩舎に所属するシンエンペラーとともに、現地で歩く様子が紹介された。

フォーエバーヤングはこれまでニューヨークのベルモントパーク競馬場で調整を続けており、今回の移動によって決戦の舞台での最終調整に入る。

昨年は日本調教馬として初めてBCクラシックを制覇。今年はジョッキークラブゴールドカップも制し、連覇へ向けて順調に歩みを進めている。

BCクラシックで連覇を達成した馬は、2000年と2001年のティズナウだけ。フォーエバーヤングが勝利すれば、史上2頭目の快挙となる。

今年のブリーダーズカップは10月30日と31日に開催。クラシックは現地時間31日、日本時間11月1日に行われる。

日本ではJRAがクラシックを含む6競走の馬券発売を予定している。歴史的な連覇への挑戦が、いよいよ最終段階を迎えた。

https://x.com/ABRLive/status/2112739980460294545?s=20

■ 国内競馬NEWS

1.ロブチェン三冠へ最終追い切り完了! 杉山晴紀厩舎の開業10周年に歴史的偉業を目指す

10月25日の菊花賞で史上9頭目のクラシック三冠制覇を目指すロブチェンが21日、栗東トレーニングセンターで最終追い切りを行った。

Cウッドコースで古馬3勝クラスのミュージシャンを約3馬身追走。道中は落ち着いた走りを見せ、直線で軽く促されると鋭く反応した。

時計は4ハロン52秒5、ラスト1ハロン11秒1。併走馬に半馬身先着し、杉山晴紀調教師も折り合いと反応の良さに満足している。

実は10月21日は、杉山晴厩舎が2016年に開業してからちょうど10周年の記念日。節目の年に、指揮官は三冠馬誕生という大きな夢へ挑戦する。

主戦の松山弘平騎手も共同会見に臨み、前走の神戸新聞杯で外を回りながら勝ち切った内容を高く評価。関係者の期待に結果で応えたいという思いを語った。

昨年のホープフルS、今年の皐月賞、日本ダービーを制したロブチェン。菊花賞を勝てば、2020年のコントレイル以来となるクラシック三冠馬が誕生する。

初めての3000メートルを克服し、日本競馬史に新たな名前を刻めるか注目される。

2.ジャスティンシカゴの原優介騎手「3600メートルまで持つ感触」! 菊花賞へスタミナに自信

セントライト記念優勝馬ジャスティンシカゴが21日、美浦トレーニングセンターで菊花賞へ向けた最終追い切りを行った。

ウッドチップコースで併せ馬を実施し、6ハロン83秒8、ラスト1ハロン11秒9を馬なりで記録。最後まで余裕を残した走りを披露した。

騎乗した原優介騎手は、3000メートルの菊花賞を意識して一定のリズムを保つことを重視。調教後には、長距離戦へ向けて良い状態に仕上がったとの手応えを示した。

さらに原騎手は、同馬について3600メートルまで対応できる感触があると発言。初めてコンビを組んだプリンシパルSの頃から、心肺機能の高さを評価していたという。

ジャスティンシカゴは前走のセントライト記念で12番人気の低評価を覆し、重賞初制覇を達成した。

原騎手にとっては今回が初の牡馬クラシック挑戦。二冠馬ロブチェンが注目を集める中、持ち前の持久力を武器に大金星を狙う。

3.ダノンヒストリーは調教師も驚く大きなフットワーク! 北海道2600メートル連勝から菊花賞へ

北海道の芝2600メートル戦を連勝して菊花賞に挑むダノンヒストリーが21日、美浦トレーニングセンターで最終追い切りを行った。

ウッドチップコースで併せ馬を実施し、ラスト1ハロン11秒7を記録。大きなフットワークを生かし、最後までリズムの良い走りを見せた。

堀宣行調教師は、スピードを上げても呼吸を乱さずに走ることを調教の課題としていたと説明。今回の追い切りでは狙い通りの動きができ、調教後の息遣いも良好だったと評価している。

堀師によると、同馬はこれまで管理した馬の中でも最大級のフットワークを持つという。

一方で晩成傾向が強く、レース間隔を十分に空ける必要があることから、秋のトライアルを使わず本番へ直行することを選択した。

父はエピファネイア。2024年のセレクトセールで3億9000万円の高値がついた良血馬で、近親にはG1で活躍したダノンベルーガもいる。

鞍上には菊花賞4連覇を狙うルメール騎手を予定。夏の長距離戦で才能を開花させた新星が、初めてのG1で二冠馬に挑戦する。

4.アウダーシアは精神面が大きく成長! 津村明秀騎手、菊花賞3000メートルに期待

10月25日の菊花賞に出走するアウダーシアが21日、美浦トレーニングセンターで最終追い切りを行った。

津村明秀騎手を背にウッドチップコースで併せ馬を実施。6ハロン85秒0、ラスト1ハロン12秒0を記録し、追走から最後は併入に持ち込んだ。

手塚貴久調教師は、併走馬との手応えではやや見劣ったものの、時計は予定通りだったと説明。レースに向けて十分に仕上げられたと評価している。

津村騎手が特に強調したのは精神面の成長だ。

春はやんちゃな面が目立ち、返し馬でも危ない動きを見せることがあったが、夏を越して落ち着きが増した。折り合いも改善し、以前よりコンタクトが取りやすくなったという。

アウダーシアは春のスプリングSを制し、前走のセントライト記念でも3着に好走。重賞戦線で実績を残してきた。

今回は初めての関西遠征となり、輸送や一泊競馬が課題となるものの、津村騎手は3000メートルについて不安より楽しみが大きいと語っている。

二冠馬ロブチェンだけを意識するのではなく、自分たちのリズムを大切にする構え。春からの成長を武器に、クラシック最後の一冠を狙う。

5.クロワデュノールが天皇賞・秋へ好時計! 父キタサンブラックに続く春秋制覇を目指す

11月1日の天皇賞・秋に出走予定のクロワデュノールが21日、栗東トレーニングセンターで1週前追い切りを行った。

幸英明騎手が騎乗し、Cウッドコースで3頭併せを実施。最後方から追走すると、直線では外から力強く伸びて最先着を果たした。

時計は6ハロン80秒4、ラスト1ハロン11秒6。斉藤崇史調教師も、ここ数週間の調教と比較して動きが良くなっていることを評価している。

レース本番ではクリスチャン・デムーロ騎手が手綱を取る予定だ。

クロワデュノールは父キタサンブラック、母クロノロジストという血統。昨年の日本ダービーを制した実績を持ち、今年は天皇賞・春でも勝利を挙げている。

今回の天皇賞・秋を勝てば、父キタサンブラックが2017年に達成した春秋天皇賞制覇に続くことになる。

東京芝2000メートルで行われる秋の中距離王決定戦へ向け、順調な仕上がりを見せたクロワデュノール。親子による歴史的な記録への挑戦が注目される。

6.屈腱炎から復活したシュガークン、マイルCSへ! キタサンブラックの半弟が新たな舞台に挑戦

10月17日の富士Sを制したシュガークンが、状態次第で11月22日のマイルチャンピオンシップへ向かうことが21日、明らかになった。

清水久詞調教師は、今後もマイル前後の距離を中心に使う考えを示している。

シュガークンはG1・7勝馬キタサンブラックの半弟。2024年の青葉賞を制して将来を期待されたが、その後、屈腱炎による長期休養を余儀なくされた。

先週の富士Sは復帰3戦目。約2年半ぶりとなる重賞勝利を挙げ、復活を印象づけた。

注目されるのは、兄とは異なる距離路線への挑戦だ。

キタサンブラックは菊花賞や天皇賞・春など中長距離のG1で活躍したが、シュガークンはマイル路線で新たな可能性を探る。

故障による長い休養を乗り越え、再び重賞の頂点に立った良血馬。次なる目標となるG1でも、その走りに期待が集まる。

7.8歳スレイマンが埼玉栄冠を連覇! 名牝ジェンティルドンナの半弟が重賞通算3勝目

10月21日に浦和競馬場で行われた第36回埼玉栄冠(SIII、ダート2000メートル)は、御神本訓史騎手騎乗の1番人気スレイマンが優勝した。

道中は逃げるオピニオンリーダーを見ながら2番手を追走。3コーナーで先頭に立つと、直線でも粘り強い走りを見せた。

オピニオンリーダーも最後まで抵抗したが、スレイマンが4分の3馬身差で勝利。良馬場での勝ち時計は2分07秒5だった。

2着はオピニオンリーダー、3着にはダテノショウグンが入った。

スレイマンは大井・藤田輝信厩舎に所属する8歳牡馬。父キングカメハメハ、母ドナブリーニという血統で、G1・7勝の名牝ジェンティルドンナの半弟にあたる。

昨年の埼玉栄冠で重賞初制覇を果たし、今年2月には報知オールスターカップも優勝。そして今回、埼玉栄冠の連覇を達成して重賞通算3勝目を記録した。

中央競馬から地方競馬へ活躍の舞台を移した良血馬が、8歳となった現在も南関東の中距離路線で存在感を示している。

■ WORLD NEWS

1.子どもがペダル式の競走用馬車を体験! フランス・トゥールーズで49回目の速歩競馬の祭典

フランス南西部のトゥールーズ競馬場で10月21日、第49回グランプリ・デュ・シュドウエストが開催される。

この競走は、フランスの速歩競馬を代表する地方開催の一つ。メインレースは2750メートルで、当日は全8競走が組まれている。

速歩競馬は、馬が定められた速歩の歩法で速さを競う競技。フランスでは、騎手が馬の後ろに取り付けた二輪車「サルキー」に乗る繋駕速歩競馬が盛んだ。

今回の開催で注目されるのは、子どもたちが速歩競馬の文化を体験できる企画。

会場には自分の力でペダルをこいで動かす体験用サルキーが登場するほか、子ども向けの競技企画や大型エア遊具も用意される。

さらに、普段は入ることのできない競馬場の舞台裏を見学できる無料ツアーも実施。16歳未満は入場無料で、大人の入場料も6ユーロに設定されている。

競馬場を単なる競走の舞台ではなく、次世代のファンが競馬文化に触れる場所として活用する取り組みだ。

2.7競走中6競走が2歳馬限定! 英国ニューマーケットで未来のスターを探す特別開催

英国ニューマーケット競馬場で10月21日、2歳馬に焦点を当てた特別開催「Two-Year-Old Day」が行われる。

最大の特徴は、全7競走のうち6競走が2歳馬を対象としていること。将来の有力馬を発見する機会として、主催者も注目している。

舞台はニューマーケットのローリーマイルコース。英国クラシックの2000ギニーや1000ギニーなどが開催される歴史ある競馬場だ。

今回の番組にはG1やG2などの重賞は組まれていないが、新馬戦や未勝利戦、2歳馬によるハンデキャップ競走などが用意されている。

過去には、この開催に出走した馬から後のG1馬も誕生している。

代表例がハリケーンレーン。2021年のアイルランドダービー、パリ大賞、セントレジャーを制した名馬だ。

そのほかにもナイエフロードやレディボウソープなど、後に重賞戦線で活躍した馬が出走している。

18歳未満の子どもは保護者などの同伴を条件に入場無料。若い競走馬の将来を見守りながら、次世代の競馬ファンにも門戸を開く開催となっている。

3.競馬場が魔女と吸血鬼だらけに!? ベルギーで速歩競馬の決勝戦とハロウィーンが融合

ベルギー南部のモンスにあるワロニー競馬場で10月24日、速歩競馬とハロウィーンを組み合わせたユニークなイベントが開催される。

この日はフランス産速歩馬による欧州ツアーの最終戦が予定されており、本格的な競馬と並行して競馬場全体がお祭りの舞台となる。

会場では仮装コンテストや魔法ショー、吸血鬼をテーマにしたゲームなどを実施。

さらに、魔女に扮した出演者や不思議なポニー、鍛冶職人による実演も登場するという。

速歩競馬は、馬が定められた速歩の歩法で競う競技。欧州では騎手が二輪車に乗って馬を操る繋駕速歩競馬が広く親しまれている。

今回のイベントは午後5時30分から始まり、入場と屋内アトラクションは無料。

競馬の迫力を楽しみながら、子どもたちは仮装やさまざまな体験企画に参加できる。

競馬場を地域の家族連れにも開放し、スポーツと季節の催しを一体化させる、欧州ならではの取り組みとなっている。

4.競馬場にナポレオン時代の騎兵隊が登場! フランスで歴史と魔法の家族向けイベント

フランスのサンクルー競馬場で10月25日、競馬と歴史、魔法の世界を組み合わせた家族向けイベントが開催される。

フランスギャロが発表した今回のテーマは「魔法学校」。

会場には手品師やポニー乗馬、子ども向けの乗り物などが登場し、子どもたちが騎手と一緒にパドックへ入場できる特別企画も用意されている。

中でも注目されるのが、ナポレオン時代の騎兵隊を再現した馬術ショーだ。

当時の騎兵に扮した出演者が、競馬場のコース上で馬術や曲乗りを披露。現代の競馬とは異なる、歴史的な騎馬文化を紹介する。

競馬の番組も豪華で、当日はG1競走3レースとG3競走3レースが予定されている。

世界最高峰の競馬を観戦しながら、馬と人間が歩んできた歴史にも触れられる特別な一日。

競馬場をスポーツ観戦だけでなく、家族が文化や歴史を楽しむ場所として活用する、フランスらしい企画となっている。

5.わずか7〜8頭の厩舎からコックスプレート制覇! 名馬オーシャンパークの調教師が秘話を語る

10月21日、ニュージーランド競馬の公式メディアが、2012年のコックスプレートを制したオーシャンパークと元調教師ゲイリー・ヘネシー氏の物語を紹介した。

当時、ヘネシー氏の厩舎はわずか7〜8頭ほどの小規模なものだった。

大一番を前にした調教では、手元の時計で計測したラストの時計が40秒程度だったため、仕上がりに不安を感じたという。

ところが、初めて使用した馬用の計測機器「E-Trakka」のデータでは36秒を記録。その数字を見て、状態への確信を深めた。

そして迎えた本番。オーシャンパークは見事にコックスプレートを制覇した。

帰国後、地元マタマタでは大歓迎を受け、ヘネシー氏は握手のしすぎで手が痛くなったという思い出も明かしている。

現在は調教師を引退し、牧場で少数の繁殖馬や家畜を育てながら生活。新しい住まいとキャンピングカーも手に入れ、穏やかな日々を送っている。

大規模厩舎だけが頂点に立つわけではない。小さな厩舎から世界的な名馬を送り出した人物の、14年前の思い出だ。

6.ファンの予想が慈善団体への寄付に! 勝っても負けても支援につながる豪州の競馬企画

オーストラリアのムーニーバレー・レーシングクラブでは、競馬ファンが参加できる慈善企画「Cheering for Charity」を2026〜27年シーズンも実施している。

この企画では、ファンが対象レースの勝ち馬を予想して投票。最も多くの票を集めた馬が、その日のチャリティー応援馬に選ばれる。

選ばれた馬が勝てば、スポンサーから慈善団体へ2000豪ドルが寄付される。

一方、勝てなかった場合でも、競馬クラブから500豪ドルが寄付される仕組みだ。

つまり、ファンの予想結果にかかわらず、必ず社会貢献につながる。

10月23日の開催では、血液がんの一種である多発性骨髄腫の患者を支援する団体「Myeloma Australia」が寄付先となっている。

ファンは自分が応援した馬の活躍を楽しみながら、慈善活動にも参加できる。

競馬の予想という身近な楽しみを社会貢献に結びつけ、応援馬が勝てば寄付額も増える。競馬場とファンが一緒になって地域社会を支える、興味深い取り組みだ。

2026年10月21日
OGBうまラボ編集部

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