OGB競馬NEWS EVENING|10月20日

菊花賞を目前に控え、ジャスティンシカゴやバステールの陣営から最新の調整状況が伝えられました。安田記念馬シックスペンスの次走決定、香港G1・2勝馬ウインブライトの種牡馬引退など、中央競馬の話題も相次いでいます。

地方競馬では金沢の2歳重賞でハジマリノアイズが優勝。海外では、手術から復帰した若手騎手の活躍や、競馬場を家族で楽しめる場所にする各国の取り組みを紹介します。

■ 中央競馬・競走馬NEWS

1.菊花賞の伏兵ジャスティンシカゴ、乳酸値にも表れたスタミナ! 宮田調教師が長距離適性に自信

10月25日の菊花賞に出走予定のジャスティンシカゴが、順調な調整を続けている。

9月のセントライト記念を12番人気で制した同馬。前走後は疲労が見られたものの、短期放牧を挟んで回復し、宮田敬介調教師によると現在の状態は前走時と遜色ないという。

注目されるのは調教後の乳酸値。宮田師は同馬の心肺機能を高く評価し、測定結果からも3000メートルへの距離延長に自信を示した。

一方、折り合いや精神面のコントロールは課題となる。二冠馬ロブチェンに挑む伏兵が、持久力を武器に最後の一冠を狙う。

2.日本ダービー3着馬バステール、菊花賞へ走り方の改善に取り組む! クロワデュノールとも併せ馬

日本ダービー3着のバステールが、10月25日の菊花賞へ向けて走法の改善に取り組んでいる。

春には弥生賞を制し、日本ダービーでも好走したが、秋初戦のセントライト記念では13着に敗れた。

斉藤崇史調教師が課題として挙げるのは、後肢を十分に使った走りと、ハミに対する反応だ。

この中間は調教内容を工夫し、1週前にはG1馬クロワデュノールとの併せ馬を2度実施。20日は翌日の追い切りに備えてウッドコースで軽めに調整した。

春の実績馬が課題を克服し、3000メートルの大舞台で巻き返せるか注目される。

3.安田記念馬シックスペンスがマイルCSへ! フランス遠征から帰国し美浦に帰厩

今年の安田記念を制したシックスペンスが、11月22日に京都競馬場で行われるマイルチャンピオンシップを秋の目標とすることが決まった。

10月20日、所有するキャロットクラブが公式サイトで発表した。

安田記念制覇後はフランスへ遠征し、ジャックルマロワ賞に挑戦したものの10着。今回は国内のマイルG1で巻き返しを目指す。

20日には美浦トレーニングセンターへ帰厩し、本格的な調整を再開した。

春の安田記念に続くマイルG1制覇へ。海外遠征を経験した実力馬が、秋の大舞台で再び頂点を狙う。

4.香港G1・2勝のウインブライトが種牡馬引退! 今後は北海道で功労馬として余生へ

香港のクイーンエリザベス2世カップ、香港カップを制したウインブライトが、種牡馬を引退することが10月20日に明らかになった。

現在12歳。2021年から北海道のビッグレッドファームで種牡馬生活を送り、今年が6シーズン目だった。

主な産駒には2025年スプリングSで2着のフクノブルーレイク、今年の札幌2歳Sで2着のコスモハナミズキなどがいる。

現役時代に管理した畠山吉宏調教師も、種牡馬としての役目を終える愛馬をねぎらい、産駒の活躍に期待を寄せた。

今後は北海道浦河町の「うらかわ優駿ビレッジAERU」で功労馬として余生を過ごす予定。

5.日本で3年間供用のフクムが英国へ! バーイードの全兄が故郷で種牡馬生活を再開

ダーレージャパンで種牡馬として供用されてきたフクムが、2027年から英国のオーバーベリースタッドへ移ることになった。

フクムは欧州の名マイラー、バーイードの全兄。現役時代にはキングジョージ6世&クイーンエリザベスSやコロネーションCを制した。

2024年から日本で種牡馬生活を送り、初年度産駒は現在1歳となっている。

今回、英国の馬産関係者が同馬を購入し、かつての所有者シャドウェルも共同所有者として関わることになった。

英国では平地競走に加え、障害競走向けの繁殖牝馬との交配も視野に入れる。日本で生まれた産駒の活躍にも期待が集まる。

6.1998年青葉賞馬タヤスアゲインが31歳で死去 サンデーサイレンス産駒の重賞勝ち馬

1998年の青葉賞を制したタヤスアゲインが、9月7日に31歳で死亡していたことが分かった。

10月20日、ジャパンスタッドブック・インターナショナルが発表した。

サンデーサイレンス産駒の同馬は、現役時代に山内研二厩舎に所属。デビュー2戦目から4連勝を飾り、1998年の青葉賞で重賞制覇を果たした。

その後は日本ダービーにも出走し、1990年代の中央競馬で活躍した。

引退後は北海道新ひだか町の西川富岡牧場分場で余生を過ごしていた。

31歳まで生きた重賞勝ち馬の訃報。往年の競馬ファンにとって、懐かしい一頭との別れとなった。

■ 中央競馬・その他NEWS

7.田村康仁元調教師の管理馬33頭が新たな厩舎へ! 21日付で転厩、アゴルディーノは三樹祐輔厩舎に

JRAは10月20日、亡くなった田村康仁元調教師が管理していた競走馬33頭について、新たな厩舎への転厩を発表した。

対象馬は、これまで中舘英二厩舎に一時的に所属していた馬たち。10月21日付で、それぞれ新たな管理厩舎へ移ることになる。

そのうちアゴルディーノは、新規開業する三樹祐輔厩舎へ転厩する。

調教師の急逝によって管理体制が変更された競走馬たちが、新たな環境で競走生活を続けることになる。

各馬の今後の出走予定や、新しい厩舎での調整にも注目が集まる。

8.ノーザンファームミックスセール、当歳馬105頭が落札! 売却総額60億円突破、最高額は2億3000万円

10月20日、北海道のノーザンホースパークで「ノーザンファームミックスセール2026」の当歳馬セッションが行われた。

上場された111頭のうち105頭が落札され、売却総額は60億6050万円に達した。

最高額となったのは、キタサンブラック産駒の牡馬「プレインチャントの2026」で、落札価格は2億3000万円だった。

当歳馬は競走馬としてデビューするまでに時間を要するが、将来の活躍を期待する購買者たちによって高額取引が相次いだ。

国内の有力生産牧場が送り出す若駒たちが、数年後の重賞戦線でどのような姿を見せるのか注目される。

9.小沢大仁騎手が11月から美浦で調教騎乗へ! 東西の厩舎から学び、さらなる技術向上を目指す

栗東所属の小沢大仁騎手が、11月から美浦トレーニングセンターで調教騎乗を行う予定であることが分かった。

2021年にデビューした小沢騎手は、同年のJRA最多勝利新人騎手を受賞。今年の北海道シリーズでは11勝を記録し、過去2回のフル参戦時を上回る成績を残した。

北海道では普段接点の少ない関東の厩舎の調教にも参加し、新たな経験と人脈を得たという。

今回の美浦での調教騎乗も、さまざまな厩舎の考え方を学び、騎乗技術を磨くことが目的だ。

11月7日から始まる福島開催での騎乗も予定している。

■ 地方競馬NEWS

10.金沢・ネクストスター金沢はハジマリノアイズが優勝! 1番人気ミラクルサリチャンは11着

10月20日、金沢競馬場で行われた第4回ネクストスター金沢(2歳・ダート1400メートル)は、加藤翔馬騎手騎乗の2番人気ハジマリノアイズが優勝した。

好位でレースを進め、4コーナーで先頭に立つと、追い込んできた6番人気スターズオブサワーを1馬身半差で退けた。

勝ちタイムは不良馬場で1分30秒3。3着には7番人気リュウノアメリカンが入った。

一方、デビューから3戦3勝で臨んだ1番人気ミラクルサリチャンは11着に敗れた。

ハジマリノアイズは父ミッキーロケット、母ウィットウォーターの2歳牝馬。重賞初制覇を飾り、今後の2歳戦線で注目される存在となった。

11.明日の浦和・埼玉栄冠賞、メタルスピードやランリョウオーが出走! ダート2000メートルで激突

10月21日、浦和競馬場では重賞・埼玉栄冠賞(S3、ダート2000メートル)が行われる。

注目馬の一頭はメタルスピード。中央競馬での実績を持つ同馬が、地方競馬の重賞戦線でどのような走りを見せるか注目される。

これに対するのが、南関東の重賞戦線で実績を積んできたランリョウオーだ。

浦和の2000メートルは、コーナーを繰り返す小回りコースへの対応や、道中の位置取りも重要になる舞台。

中央競馬で実績を残した馬と、地方競馬で経験を積んだ実力馬。明日の浦和でどのような決着を迎えるのか、注目の一戦となる。

■ WORLD NEWS

1.肩の手術から復帰した若手騎手、復帰初日に勝利! 思い出の重賞2勝馬との再会も決定(ニュージーランド)

ニュージーランドのドノバン・クーパー騎手が、肩の手術から約2か月ぶりに実戦復帰し、復帰初日に勝利を挙げた。

理学療法士による検査を経て、9月14日から調教騎乗を再開。約1か月かけて準備を進め、10月18日のアシュバートン競馬場でグローブストリートに騎乗して優勝した。

さらに、22日のアスコットパーク開催では、かつて2つのリステッド競走をともに制したハローヘイリーへの騎乗も決定した。

復帰が遅れたことで再び騎乗できるか不安もあったというが、管理するソフィー・プライス調教師から依頼が届いた。

手術とリハビリを乗り越えた若手騎手が、思い出の愛馬と再びコンビを組む。

2.競馬場が馬文化の祭典に! フランスで無料見学ツアー、ポニー乗馬、子ども向けサービスも(フランス)

フランスのドーヴィル・クレールフォンテーヌ競馬場で10月20日、馬文化の祭典「エキデイズ」と連携した特別開催が企画された。

エキデイズは17日から21日まで、馬産地として知られるカルヴァドス県で開催されるイベントだ。

競馬場では9競走の平地競馬に加え、舞台裏を案内する無料見学ツアーを実施。子ども向けにはポニー乗馬や巨大遊具、フェイスペイントなども用意された。

さらに、保育スタッフが対応する無料の子ども向けスペースや、地元の菓子・工芸品を販売する出店エリアも設置。

競馬場を地域文化や観光、家族の娯楽と結びつける取り組みとして注目される。

3.米国チャーチルダウンズがハロウィーンイベント! 競馬場に20か所以上のお菓子配布スポット(米国)

米国ケンタッキー州のチャーチルダウンズ競馬場で10月25日、家族向けのハロウィーンイベント「Trick or Treat at the Track」が開催される。

会場には20か所以上のお菓子配布スポットが設けられ、子どもたちが競馬場内を巡りながらハロウィーンを楽しめる企画となっている。

チャーチルダウンズは、米国競馬の最高峰の一つであるケンタッキーダービーの開催地として知られる競馬場だ。

今回は競馬観戦だけでなく、家族連れが季節の行事を楽しめる場所として施設を活用する。

世界的に有名な競馬場が、地域の子どもたちにとっても身近な娯楽の場となる取り組みだ。

4.フランス南部で速歩競馬とオクトーバーフェストが融合! 音楽と食を楽しむ競馬イベント(フランス)

フランス南部のサロン=ド=プロヴァンスで10月24日と25日、速歩競馬を中心としたイベント「Festival du Trot」が開催される。

今回の企画では、競馬に加えてオクトーバーフェストをテーマにした飲食や音楽などの催しが用意される。

フランスでは、騎手が馬にまたがる平地競馬や障害競馬だけでなく、馬が二輪の馬車を引いて走る繋駕速歩競馬も広く親しまれている。

こうした速歩競馬の魅力を、食文化や音楽イベントと組み合わせて紹介するのが今回の催しだ。

競馬を観戦する人だけでなく、地域の住民や家族連れにも楽しんでもらう。フランスならではの競馬文化を感じさせるイベントとなっている。

2026年10月20日
OGBうまラボ編集部

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