【国内競馬NEWS】
1.単勝1.4倍ダブルハートボンドが4着敗退 メモリアカフェがレディスプレリュード完勝で重賞3連勝
10月6日、大井競馬場で行われたJpnIIレディスプレリュード(ダート1800メートル)は、C.ルメール騎手騎乗の2番人気メモリアカフェが直線で豪快に伸び、2着レイナデアルシーラに3馬身半差をつけて完勝した。勝ち時計は1分51秒6。
最大の注目を集めていたのは、昨年のチャンピオンズCを制したダブルハートボンドだった。
フェブラリーS3着以来の実戦ながら単勝1.4倍という圧倒的な支持を集めたが、直線で伸び切れず4着。デビュー10戦目にして初めて馬券圏内を外した。
勝ったメモリアカフェは、今年の兵庫女王盃、エンプレス杯に続いてダートグレード競走3連勝。昨年の関東オークスを含めて重賞通算4勝目となった。
2着には4番人気レイナデアルシーラ、3着には3番人気テンカジョウが入り、JRA所属馬が上位3着を占めた。
メモリアカフェには11月3日に金沢競馬場で行われるJBCレディスクラシックへの優先出走権が与えられた。
2.スターキャンディが金沢クイーン賞制覇 3連勝で重賞2連勝
金沢競馬場で行われた金沢クイーン賞(ダート1500メートル)は、望月洵輝騎手騎乗の2番人気スターキャンディが優勝した。
スターキャンディは2番手からレースを進め、3コーナーで先頭へ。3番人気グリーゼとの競り合いをクビ差で制した。勝ち時計は1分36秒6。
これで3連勝。前走サラブレッド大賞典に続く重賞2連勝となった。
金沢クイーン賞は、11月3日に同じ金沢競馬場で行われるJBCレディスクラシックの指定競走。
望月騎手はレース後、1500メートルでも結果を出せたことに安堵したうえで、今後は牡馬を相手にどこまで戦えるか楽しみだと期待を寄せた。
3.クリスマスパレードが電撃引退 心房細動でアイルランドT回避、そのまま繁殖入り
2024年の紫苑Sを制したクリスマスパレードが現役を引退し、繁殖入りすることが6日、分かった。
今週11日の東京・アイルランドTへの出走を目指していたが、1日の1週前追い切り後に心房細動の症状を発症。レースを回避し、関係者による協議の結果、そのまま現役を退くことが決まった。
2024年の紫苑Sでは1分56秒6の当時のコースレコードで重賞初制覇。
今年7月の七夕賞11着が最後のレースとなった。
通算成績は14戦3勝。今後は繁殖牝馬となる。
4.マスカレードボールが帰厩 天皇賞・秋連覇へ始動
昨年の天皇賞・秋を制したマスカレードボールが6日、美浦トレセンへ帰厩した。
前走は英国のキングジョージ6世&クイーンエリザベスSに遠征して7着。帰国後は休養に入り、11月1日に東京競馬場で行われる天皇賞・秋での連覇を目標に調整を進める。
また、同じ手塚貴久厩舎で4日の毎日王冠を1番人気で7着だった3歳馬リアライズシリウスも天皇賞・秋へ向かうことが決まった。
手塚調教師は毎日王冠について、リアライズシリウスには休み明けの影響があったとの見方を示しており、一度使ったことによる状態面の上積みを見込んでいる。
5.ディープモンスター、マーカンドとのコンビでBCターフへ
京都大賞典4着のディープモンスターが、予定通り10月31日に米国キーンランド競馬場で行われるG1ブリーダーズカップ・ターフへ向かう。
鞍上は英国のトム・マーカンド騎手に決まった。
8歳のディープモンスターは今年2月、カタールのG2アミールトロフィーをマーカンド騎手とのコンビで制しており、海外の大舞台で再びタッグを組む。
池江泰寿調教師は京都大賞典について、まだ7割程度の状態だったと説明。一度レースを使ったことで、BC本番へ向けて状態が上向くことを期待している。
6.今年の阪急杯覇者ソンシ、英国で種牡馬入りへ
今年7月に現役を引退したソンシが、英国で種牡馬入りすることになった。
現地レーシングポストが6日に報じたもので、来年から英国のバッツフォードスタッドで繋養される予定。種付け料は今後発表される。
ソンシはナイトオブサンダー産駒で、今年の阪急杯を1分18秒9のコースレコードで制した。
バッツフォードスタッドを所有するティム・ヴァレー氏は、ソンシを種牡馬として迎えることを歓迎。父ナイトオブサンダーの血統を導入できる絶好の機会になるとして、到着を楽しみにしていると語っている。
日本で重賞を勝った馬が英国へ渡り、欧州で新たな種牡馬生活をスタートさせる。
7.笠松・渡邊竜也騎手が地方競馬通算1400勝
笠松競馬の渡邊竜也騎手が6日、笠松4Rでタイセイバウンスに騎乗して勝利し、地方競馬通算1400勝を達成した。
渡邊騎手は2017年4月に笠松競馬でデビュー。
今回の1400勝は地方競馬通算6842戦目での到達となった。
現在26歳。笠松を代表する騎手の一人として勝ち星を積み重ね、大きな節目に到達した。
【WORLD NEWS】
1.伝説の名馬ノーザンダンサーが「10ハロンのミュージカル」に 出演者は“馬になる”ため動きを研究
カナダ競馬史を代表する名馬ノーザンダンサーの物語が、競馬とダンスを融合させた異色のミュージカルとして舞台化されている。
作品のタイトルは「Dancer (A Musical in Ten Furlongs)」。
1964年にカナダ産馬として初めてケンタッキーダービーを制し、その後は種牡馬として世界のサラブレッド血統に巨大な影響を残したノーザンダンサーの生涯を描く。
特徴的なのは、単に競馬を題材にした舞台ではないこと。
出演するダンサーたちは、競走馬の身体の使い方や動きを舞台上で表現するため、長期間にわたって実際の馬の動きを研究したという。
作品を手掛けたジム・ベッツ氏は、ノーザンダンサーがケンタッキーダービーを勝った当時をリアルタイムで経験した世代。
カナダの競馬界だけでなく世界のサラブレッド史を変えた小柄な名馬の物語を、「10ハロン」という競馬らしい構成のミュージカルで表現している。
2.ニュージーランドで「世界初」の競走馬安全プロジェクト 若駒から引退後まで馬の一生をデータ化
ニュージーランドで、競走馬の故障リスクを早期に発見することを目的とした「New Zealand Equine Safety Initiative(NZESI)」がスタートした。
目指しているのは、これまで個別に管理されてきた競走馬に関する情報を一つにつなげること。
若駒時代の成長・発育データから、調教記録、診療履歴、競走生活、さらに引退後まで、サラブレッドの生涯にわたる情報を蓄積し、故障につながる兆候を早い段階で見つけ出す。
すでにニュージーランド・サラブレッド・レーシング(NZTR)と共同で研究が始まっており、若馬の成長データ収集や調教・診療記録の統合に加え、2歳馬を含む調教馬へのウェアラブルセンサーの試験も進められている。
研究チームは、競走馬が生まれてから競走生活を終えるまでの情報を結びつける仕組みはこれまで存在しなかったとしており、ニュージーランドで構築したシステムを将来的に世界の競馬へ広げる構想を描いている。
3.世界最強馬カーインライジング、豪州の「調教試験」でも大注目 ジ・エベレスト連覇へ
香港の世界的スプリンター、カーインライジングが豪州ランドウィック競馬場で、ジ・エベレストへ向けた1000メートルのバリアトライアルに出走した。
カーインライジングは国際レーティング135を獲得して世界トップに立つ香港のスーパースター。
本番のレースではなく調教試験ながら、その走りには大きな注目が集まった。
トライアルでは先頭を進んだものの、最後はG2ミサイルS勝ち馬ニンジャにかわされて2着。
ただしザック・パートン騎手は無理に追っておらず、デヴィッド・ヘイズ調教師も昨年の同時期より内容は良かったとの見方を示している。
カーインライジングは昨年もジ・エベレスト前の同様のトライアルで3着に敗れた後、本番を制覇した。
今年のジ・エベレストは10月17日。21連勝中の世界最強スプリンターが連覇を狙う。
4.競馬が地域に約1億豪ドルの経済効果 豪州の地方競馬が750人超の雇用を支える
オーストラリア・ビクトリア州のミッチェル・シャイアで、競馬産業が地域経済に与えている影響をまとめた調査結果が報じられた。
現地報道によると、競馬関連の経済活動による地域への効果は約1億豪ドルに達し、750人を超えるフルタイム相当の雇用を支えているという。
競馬によって仕事を得ているのは、調教師や騎手、厩舎関係者だけではない。
競馬場を訪れる関係者や観客によって、宿泊施設、飲食店、パブ、運送業、各種業者などにも経済効果が広がる。
日本では「地方競馬」というと競馬場単位で語られることが多いが、オーストラリアでは競馬産業そのものが地域社会の雇用や商業を支える重要な存在となっている地域もある。
NEWS EVENING編集部
