海外ニュース・夕刊 26.9.27

今夜は、ポーランドで行われるアラブ馬の「中央ヨーロッパダービー」、軍の乗馬学校創設100周年を記念した競走、そして世界有数の二つの馬産地を結ぶ姉妹都市競走を取り上げます。香港には欧州のトップ騎手4人が期間限定で参戦。サウジアラビアでは、中東の避暑地で行われる10週間の夏競馬が閉幕しました。

■ エミレーツ通信(UAE/ポーランド)

1.純血アラブ馬の「中央ヨーロッパダービー」 ポーランドで11頭が激突

ポーランドのスウジェヴィエツ競馬場で27日、純血アラブ馬によるUAEプレジデンツカップ第15戦が行われる。

競走は「中央ヨーロッパ・アラビアン・ダービー」として実施され、出走できるのは4歳の純血アラブ馬。芝2000メートルのG3で、11頭が出走する。

賞金総額は20万ユーロ、約3500万円。カタールの有力馬ファルーク・アルシャハニアとカッダーのほか、リビアからも3頭が参戦する。

UAEプレジデンツカップは、各国を転戦する純血アラブ馬の国際シリーズ。今回のポーランド戦は第33回シリーズの欧州最終戦となる。

■ カラ競馬場/アイルランド国防省(アイルランド)

2.アイルランド陸軍の「乗馬学校」創設100周年、記念競走を開催

カラ競馬場は27日の第1競走を、「アーミー・エクイテーション・センテナリー・メイドン」の名称で実施する。

これは、アイルランド陸軍乗馬学校の創設100周年を記念した2歳馬による芝約1400メートルの未勝利戦。16頭が出走を予定している。

陸軍乗馬学校は、アイルランド建国から4年後の1926年に創設された。軍人の騎乗技術を高めるだけでなく、馬術競技を通じてアイルランドと同国産馬を世界へ宣伝する役割を持つ。

所属する軍人騎手は、オリンピック、世界選手権、欧州選手権、ネーションズカップなどへ出場してきた。競馬場の一競走を使って、軍と馬の100年にわたる関係を祝う。

3.米国とアイルランドの「競馬の街」、姉妹都市関係をレース名で祝う

同じカラ競馬場では、「カウンティ・キルデア&レキシントン姉妹都市記念メイドン」も行われる。

アイルランドのキルデア県と、米国ケンタッキー州レキシントンは1984年から姉妹都市関係にある。両地域の結び付きの中心にあるのは、サラブレッドと馬産業だ。

キルデア県にはカラ、ネース、パンチェスタウンの3競馬場やアイルランド国立牧場が存在する。一方、レキシントンは世界有数のサラブレッド生産地として知られる。

両地域は学生交流だけでなく、馬産業の仕事や地域社会を結ぶ「レーシングスクール・アンバサダー・プログラム」も実施。今回は3歳以上による芝約1200メートルの未勝利戦に、姉妹都市の名前が付けられた。

■ 香港ジョッキークラブ(香港)

4.欧州のトップ騎手4人を期間限定で補強 香港の冬季騎手陣がさらに豪華に

香港ジョッキークラブは、サフィー・オズボーン、マキシム・ギュイヨン、ロッサ・ライアン、ディラン・ブラウン・マクモナグルの4騎手に短期騎手免許を交付した。

4人は一斉に移籍するのではなく、11月から翌年2月にかけて時期をずらして香港競馬へ加わる。

オズボーン騎手は11月8日から12月23日まで騎乗。今年のセントレジャーをハイウェイマンで制し、英国クラシックを勝った史上初の女性騎手となった。

ギュイヨン騎手と2024年凱旋門賞優勝騎手のライアン騎手は12月から、ブラウン・マクモナグル騎手は翌年1月から参戦する。オズボーン、ギュイヨン、ライアンの3人は、香港国際競走開催週にも騎乗できる。

■ サウジアラビア・ジョッキークラブ(サウジアラビア)

5.避暑地で10週間・200競走 サウジアラビアの「夏競馬」が閉幕

サウジアラビア西部のターイフにあるキングハーリド競馬場で26日、2026年の夏季競馬シーズンが閉幕した。

ターイフ開催は7月24日から9月26日までの10週間。毎週金曜と土曜に計20日間開催され、1日約11競走が組まれた。

シーズン全体ではサラブレッド競走160、純血アラブ馬競走40の計200競走を実施。カップ競走だけで31競走あり、賞金総額は2300万サウジリヤル、約9億2000万円に達した。

最終週には純血アラブ馬による賞金100万サウジリヤル、約4000万円の競走が2競走組まれ、最終日はサラブレッドによるナショナルデーカップを開催した。

キングハーリド競馬場は1965年から競馬を開催。暑さの厳しい時期に、標高の高い避暑地ターイフで夏競馬を行い、シーズン終了後は10月16日から首都リヤドの開催へ移る。

26.9.27 うまラボ編集部

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