フォーエバーヤングの米G1挑戦を巡る大きな動き、英国の若駒重賞、フランス競馬の再編案。世界各地で判明した最新情報をまとめました。
■ レーシングポスト(英国)
1.無敗牝馬フォービドゥンファイア、牡馬を破ってリステッド制覇
フォービドゥンファイア(英)が英国・ドンカスターのフライングスコッツマンSを頭差で制し、デビュー2連勝とした。
母はG1英インターナショナルS覇者アラビアンクイーン。2010年にはフランケルも勝った一戦から、英1000ギニー候補が誕生した。
2.フランス4競馬場、平地競走廃止案が浮上
フランス競馬の経費削減策として、サンマロ、アミアン、レサーブルドロンヌ、タルブの4競馬場で平地競走を廃止する案が示された。
2029年までの収支均衡を目指し、総額2980万ユーロ(約52億円)の効率化策を検討。9月末までに協議され、実施する場合は2027年1月から適用される。
3.ドバイターフ馬ファクトゥールシュヴァル、北米へ移籍
2024年のG1ドバイターフでナミュール(日)を退けたファクトゥールシュヴァルが、ジェローム・レニエ厩舎を離れてマーク・キャッセ調教師の管理馬となる。
欧州、中東、米国などを転戦し、27戦6勝、獲得賞金は440万ポンド(約8億8000万円)超。今後も北米で現役を続ける。
4.調教師へのSNS嫌がらせ、馬主を2年間追放
英国競馬統括機構は、調教師デレク・ショー氏とその家族に対し、SNSで長期間にわたる嫌がらせを行った馬主イアン・セレンズ氏を2年間の資格停止とした。
競走成績への中傷や不正を示唆する投稿を、警告後も継続。罰金750ポンド(約15万円)も科された。
■ サラブレッドデイリーニュース(米国)
5.カバロデマール、英長距離G2で復活勝利
カバロデマール(英)が英国・ドンカスターのG2ドンカスターCを1馬身1/4差で制した。
英ゴールドCなどでの敗戦から巻き返し、今季の重賞3勝目。次走にはフランス・パリロンシャンのG1カドラン賞が有力視されている。
6.ファイナルオブジェクティブ、距離短縮で2歳G2制覇
ファイナルオブジェクティブ(英)が英国・ドンカスターのG2フライングチルダーズSを首差で勝利した。
約1000メートルへ距離を戻し、初のステークス、グループ競走制覇。カタールのアルシャカブレーシングが所有する2歳馬となる。
7.愛チャンピオンズ開催、出走馬109頭中49頭がオブライエン一族
愛チャンピオンズフェスティバルの重賞・リステッド競走には延べ109頭が登録し、エイダン、ジョセフ、ドナカのオブライエン一家が計49頭を送り出す。
2歳戦と短距離戦を除くG1、G2では、出走予定60頭中33頭を占める。欧州有数の国際開催で一家の層の厚さが数字にも表れた。
8.米年度代表牝馬ナイトロジェン、BCディスタフへ路線変更
米年度代表牝馬ナイトロジェン(米)が、9月25日に米国・ベルモントパークで行われるG2ベルデイムSへ出走する。
暑さを考慮してケンタッキー州のローカストグローヴSを回避。最終目標はG1ブリーダーズカップ・ディスタフとなる。
9.ジェルー騎手、落馬事故で集中治療室へ
フローレン・ジェルー騎手が米国・チャーチルダウンズの競走で落馬し、ルイビル市内の病院へ搬送された。
集中治療室で治療を受けているが、容体は安定している。落馬の原因となった競走馬フリップフロップフリーク(米)は救命できなかった。
10.ゴドルフィン、米国最優秀馬主・生産者を同時受賞
米国サラブレッド馬主生産者協会が、ゴドルフィンを2025年の最優秀馬主と最優秀生産者に選出した。
最優秀繁殖牝馬には、米クラシック馬メイジ(米)とドーノック(米)、G1馬ベイザ(米)の母プーカが選ばれた。
11.凱旋門賞候補の全妹、アルカナ1歳馬セールへ
フランスのアルカナ社が、10月20日から23日に行う1歳馬セールの上場馬668頭を発表した。
G1パリ大賞馬で凱旋門賞候補のマルティーズクロス(英)の全妹や、凱旋門賞馬エースインパクトの初年度産駒などが上場される。
■ デイリーレーシングフォーム(米国)
12.米年度代表馬ソヴリンティ、米G1回避が正式決定
後肢の蹄に膿瘍を発症したソヴリンティ(米)について、ビル・モット調教師がG1ジョッキークラブゴールドCへ登録しないことを正式に表明した。
これまで出走可能性は五分五分とされていたが、回避が確定。フォーエバーヤング(日)が出走する米国・ベルモントパークの一戦から、前年の米年度代表馬が離脱する。
13.ダイヤモンドレイン、前年惜敗の加G1へ再挑戦
ダイヤモンドレイン(英)がカナダ・ウッドバインの賞金75万ドル、G1E.P.テイラーSへ出走する。
前年は後に米芝牝馬王者となったシーフィールズプリティ(米)に僅差で敗れて2着。今年は雪辱を目指して再びカナダへ遠征する。
■ ポーリックリポート(米国)
14.米国で今年初の馬への新世界ラセンウジバエ感染
米国・テキサス州プレシディオ郡で、牧場作業馬の後肢から新世界ラセンウジバエが確認された。2026年に米国内の馬で確認された初の感染例となる。
幼虫が生きた組織を食べる寄生虫で、小さな傷からも感染する。馬主には傷、腫れ、排液などを毎日確認するよう注意が呼び掛けられた。
15.パコ・ロペス騎手、モンマス歴代最多タイ13度目の首位へ
パコ・ロペス騎手が、米国・モンマスパークで自身13度目となる開催リーディング獲得を目指している。
達成すれば同競馬場の歴代最多記録に並ぶ。今季はコロニアルダウンズでも首位騎手となっている。
■ 世界から見た日本競馬
米国のサラブレッドデイリーニュースは、フォーエバーヤング(日)が検疫を終え、米国・ベルモントパークで調教を続けていることを報じた。
9月11日にはダートコースを周回。2025年ブリーダーズカップ・クラシックと2026年サウジCの勝ち馬が、9月18日のG1ジョッキークラブゴールドCへ向け順調に調整を進めていると伝えた。
同競走では米年度代表馬ソヴリンティ(米)の回避が正式決定。フォーエバーヤングを巡る対戦構図が大きく変わった。
26.9.12 うまラボ編集部
