普通のニュースと一味違う!?
明日誰かに話したくなる最新ニュースを世界中からピックアップ!
OGBうまラボ厳選ニュース夕刊です
■ カヴァッロ・マガジン(イタリア)
1.同じ12頭が2度走り、最後は2頭だけでもう1戦 異色の欧州選手権は本当に「レースオフ」へ
9月5日にイタリア・チェゼーナのサヴィオ競馬場で行われた第92回カンピオナート・エウロペオ・ディ・トロットは、第1戦と第2戦の勝ち馬が異なったため、2頭だけによる決勝「レースオフ」まで行われた。
前々日の夕刊で紹介したこの競走は、同じ12頭が1660メートル戦を2度走り、同じ馬が両方を勝てば即優勝、別々の馬が勝てばその2頭がもう一度走って王者を決める方式。実際の第1戦ではダリプラヴ(伊)が勝利し、第2戦はダニーカパール(伊)が1分10秒7の平均キロタイムで制したため、3戦目が必要となった。
最終的にレースオフを制したのはダリプラヴ。フェデリコ・エスポジト騎手とのコンビでG1タイトルを獲得した。
さらに決勝へ進んだダリプラヴとダニーカパールは、どちらもアレッサンドロ・ゴッチャドーロ厩舎の管理馬。2度の予選を経て、同じ厩舎の2頭が最後に直接対決して欧州王者を決める結末となった。
■ アフトンブラーデット(スウェーデン)
2.ダービーで騎手が走行中に落下、レース中止から10分後に再スタート 大波乱の末に大会新記録
9月6日にスウェーデン・イェーゲルスロー競馬場で行われたスヴェンスクト・トラヴダービーは、最初のスタート直後から異例の展開となった。
レース序盤、エイナルフェイスを操縦していたアドリアン・コルジーニ騎手が馬車から投げ出され、競走は中止。コルジーニ騎手は落下しながらも馬を放さず、馬が単独で走り去ることを防いだ。この対応に対し、スウェーデン競馬側から1000クローナが授与された。
約10分後に仕切り直して再スタート。今度は直線で勝利目前だったワイズガイがゴール直前でギャロップとなり、外から伸びた伏兵メルビーナロー(スウェーデン所属)が差し切った。
勝ち時計は2640メートル1分11秒5でレースレコード。マグヌス・A・ジュセ騎手にとって初のダービー制覇となった。
優勝賞金は通常200万クローナだが、メルビーナローは賞金50%増額制度の対象だったため300万クローナを獲得。スタート直後の事故による中止、再スタート、直線での有力馬のギャロップを経て決着した。
■ ラブレーシング・ニュージーランド(ニュージーランド)
3.8万ドルで買われた牝馬が1年で260万ドル超 無敗のままニュージーランド年度代表馬に
ウェルリトゥン(NZ)が9月6日、2025-26年シーズンのニュージーランド年度代表馬に選出された。
3歳シーズンは6戦6勝。賞金150万ニュージーランドドルのカラカミリオンズ3歳戦を6馬身差で制するなど無敗を貫き、最優秀3歳馬にも選ばれた。
ウェルリトゥンは2024年のオンライン1歳馬セールで、スティーヴン・マーシュ調教師と血統エージェントのディラン・ジョンソン氏が8万ニュージーランドドルで購入した馬。未出走だった牝馬が1シーズンで獲得賞金260万ドル超まで到達した。
ニュージーランドで今世紀、3歳シーズンを無敗のまま最優秀3歳馬となったのはウェルリトゥンが初めて。近年10年間の同部門受賞馬でも、3歳時に6勝した馬はいなかった。
さらに表彰式の前日には、新シーズン最初のG1プロワジールプレートで古馬を相手に勝利。年度代表馬に選ばれる直前にも無敗記録を伸ばしていた。
■ SAホースレーシング(南アフリカ)
4.名前は「メイデンC」なのに島最高峰のG1 ラピダッシュがモーリシャス最大級の伝統競走制覇
9月6日にモーリシャス・シャンドマルス競馬場で行われたG1フェニックス・メイデンCを、ラピダッシュ(モーリシャス所属)が制した。
芝2400メートルで争われるメイデンCは、モーリシャス競馬を代表する伝統競走。「メイデン」の名を現在も残しているが、未勝利馬限定戦ではなく、島のブルーリボン競走として行われている。
ラピダッシュは好位からレースを進め、直線でグッドカウンセルをかわして抜け出した。これがザ・ダッチェスに続くモーリシャスでのクラシック2勝目となった。
騎乗したピエール・コルネ・オルファー騎手にとっては、これがメイデンC初騎乗。その最初の騎乗でモーリシャスを代表する競走を制した。
競走が行われるシャンドマルスは1812年に創設されたモーリシャスターフクラブの本拠地として知られ、メイデンCも19世紀から続いてきた。名称に「メイデン」を残したまま、現在は2400メートルのG1として開催されている。
■ ライア・レーヴェ(ブラジル)
5.22戦11勝の三冠馬、8歳になる調教師への「誕生日プレゼント」で伝統G1連覇
ブラジル・ポルトアレグレのクリスタル競馬場で9月7日、伝統のグランデ・プレミオ・プロテトラ・ド・トゥルフェが行われ、ウニコロー(ブラジル所属)が連覇を達成した。
ダート2200メートルを逃げ切り、2着ガリレウコルニリャに2馬身1/4差。勝ち時計2分23秒7は、2025年12月にショーデボラが記録したコースレコード2分23秒0にも迫るものだった。
ウニコローは2024年にクリスタル競馬場の三冠競走をすべて制した三冠馬。今回で22戦11勝となり、2着も6回を数える。
管理するベテラン調教師ネイマール・カヌート氏は翌9月8日に86歳の誕生日を迎える。レース後には、誕生日の前日にこの勝利をプレゼントとして受け取ることを期待していたと話した。
ウニコローは11月8日のグランデ・プレミオ・ベント・ゴンサルヴェスも目標としており、こちらでも連覇を達成すれば、同じシーズンに2つの伝統競走で「連覇」を完成させることになる。
■ サラブレッドデイリーニュース(米国)
6.障害界の元スター、平地転向3戦目で鼻出血 メルボルンC挑戦は消滅
英国障害競馬の元トップホース、コンスティテューションヒル(英)が、平地転向後初の重賞挑戦となった9月5日の英国・ケンプトンG3セプテンバーSで4着に敗れ、レース後に鼻から出血していたことが判明した。
コンスティテューションヒルは障害競走でG1を多数制した後、2026年に異例の平地転向。サウスウェルとケンプトンで平地2連勝を挙げ、3戦目で本格的な重賞馬と対戦した。
セプテンバーSでは直線入口まで上位をうかがったものの、最後は伸びを欠いて4着。レース後の獣医検査で鼻出血が確認された。
ニッキー・ヘンダーソン調教師はその後、馬は「100%問題ない」と説明。一方で、このレースを足掛かりとして検討されていた豪州メルボルンCへの遠征については断念する意向を示した。
障害G1のスターが9歳で平地へ転向し、2連勝後に重賞へ挑戦。今回の敗戦と鼻出血を経て、今後は英国やアイルランドの中長距離平地戦を中心に次走を探すことになる。
■ デルマー・サラブレッドクラブ(米国)
7.同じG1を20勝 バファート調教師が30年間でデルマーフューチュリティを完全支配
9月6日に米国・デルマー競馬場で行われたG1デルマーフューチュリティをヒューズ(米)が4馬身3/4差で制し、管理するボブ・バファート調教師が同競走通算20勝目を記録した。
バファート調教師が初めてデルマーフューチュリティを勝ったのは1996年のシルバーチャーム。以後、アメリカンファラオ、ゲームウィナー、ルッキンアットラッキーなどを送り込み、今回のヒューズで20勝に到達した。
しかも2021年のパインハーストから、ケイヴロック、プリンスオブモナコ、ゲーミング、ブラント、そしてヒューズと6年連続優勝。ひとつのG1を同じ調教師が6年続けて制している。
ヒューズは1番人気に支持され、ダート7ハロンを1分22秒57で走破。直線ではほとんど追われることなく抜け出した。
これでデビューから3戦3勝。ヒューズ自身は前年のキーンランド9月1歳馬セールで67万5000ドルで購入されており、今回の勝利でブリーダーズカップ・ジュベナイルへ向けた3万ドル分の登録費用補助も獲得した。
バファート調教師のデルマーでのステークス勝利数は今回で195勝。デルマーフューチュリティだけで、そのうち20勝を占める。
うまラボ編集部
