■ レーシング・ドットコム(豪州)
1.ロマンチックウォリアー、引退後はマクドナルド騎手の家族のもとへ
前脚の状態を理由に現役引退が発表されたロマンチックウォリアー(香)について、引退後の新たな行き先が明らかになった。主戦騎手を務めたジェームズ・マクドナルド騎手が9月3日、馬主ピーター・ラウ氏から同馬を譲り受け、将来的にオーストラリアにある自身の家族のもとで暮らす予定であることを明かした。
ロマンチックウォリアーの引退そのものは9月3日の朝刊で紹介したが、今回はその後に明らかになった引退後の生活に関する続報となる。
マクドナルド騎手はロマンチックウォリアーとのコンビで20戦17勝を記録。香港だけでなく、豪州・ムーニーバレーのコックスプレート、日本・東京競馬場の安田記念、UAE・メイダンなど各地で騎乗し、同馬が挙げたG1・15勝のうち14勝で手綱を取った。
マクドナルド騎手によると、妻と2人の娘も以前からロマンチックウォリアーに親しんでおり、家にあるぬいぐるみにまで「ロマンチックウォリアー」と名前を付けているという。香港で一定期間の管理を受けた後、最終的にはマクドナルド家で余生を送る計画となっている。
■ サラブレッドデイリーニュース(米国)
2.米短距離王者ブックエムダノ、BCスプリント出走に黄信号
米国の現役短距離馬ブックエムダノ(米)が、11月に米国・キーンランドで行われるG1ブリーダーズカップ・スプリントへ出走できない可能性が出てきた。
ブックエムダノは8月29日の米国・サラトガで行われたG1フォアゴーSへ出走する予定だったが、レース前夜に馬房内で身動きが取れなくなる事故が発生。翌朝の獣医師検査で歩様に問題があると判断され、出走取消となった。
このためHISAの獣医師リストに14日間登録され、期間終了後にはリスト解除のための監督下での追い切りを行う必要がある。
デレク・ライアン調教師は、9月26日のG3ヴォスバーグSや10月のG2フェニックスSを経由してブリーダーズカップへ向かう予定を立てていたが、調整期間が不足する可能性を懸念している。
ブックエムダノは2025年の米国最優秀短距離牡馬に選ばれた実績を持つ。現段階ではブリーダーズカップ出走が正式に取り消されたわけではなく、今後の回復状況と獣医師リスト解除の時期が出走判断に影響する。
■ デイリーレーシングフォーム(米国)
3.気温上昇で11レースを7レースへ削減 ケンタッキーダウンズが発走も約2時間前倒し
米国・ケンタッキーダウンズ競馬場は9月3日の開催について、高温による競走馬と関係者への影響を避けるため、発走時刻を大幅に前倒しし、予定されていた11レースを7レースへ削減した。
当初の第1レース発走予定は午後0時55分だったが、午前11時へ変更。後半4競走を別日に回し、気温がさらに上昇する午後の時間帯を避ける措置が取られた。
ケンタッキーダウンズは通常の米国競馬場とは異なり、起伏の大きな芝コースのみで開催される競馬場として知られる。9月3日の開催も7競走中6競走が芝の長距離戦となっており、暑熱下での負担を考慮した形となった。
今開催では9月5日に総賞金200万ドルのG2ケンタッキーターフカップが予定されている。同競走はブリーダーズカップ・ターフへの優先出走権が与えられる「ウィン・アンド・ユア・イン」の対象競走でもある。
■ デイリーレーシングフォーム(米国)
4.竜巻と猛烈な雷雨で最終3競走を中止 騎手は中止前に1日5勝
米国・ニューヨーク州のバタヴィアダウンズで9月2日に行われた繋駕速歩競走が、周辺で発生した竜巻や激しい雷、豪雨、暴風の影響を受け、最終3競走を中止した。
当日は開催途中から悪天候が接近。安全確保のためレースを継続できないと判断され、予定されていた番組の最後3競走が取りやめられた。
中止までの開催ではドリュー・モンティ騎手が10鞍に騎乗して5勝。第3、第4、第5競走では3連勝を記録し、さらに2着2回、3着1回という成績を残した。
メインのニューヨーク・サイアーSではチャプタージオジェイ(米)が勝利。直近6戦で5勝目、2026年シーズンでは6勝目となった。
バタヴィアダウンズは翌9月3日も開催を予定しており、前日の荒天による中止後、通常開催へ戻る日程となっている。
■ フランスギャロ(フランス)
5.降水量わずか5ミリ 芝が維持できずマルセイユ開催を約300キロ離れたヴィシーへ移転
9月3日にフランス・マルセイユボレリー競馬場で予定されていた平地競走の全開催が、フランス中部のヴィシー競馬場へ移された。
フランスギャロによると、マルセイユ周辺では直近2か月間の降水量がわずか5ミリ。日中の気温は繰り返し40度近くまで上昇し、夜間でも30度を超える日が続いたことで、芝の根系にまで影響が出た。
秋にはマルセイユボレリーでさらに5開催が予定されているため、コースを無理に使用せず今後の芝状態を守ることも移転理由となった。
競馬場の変更に伴い競走距離も修正され、1600メートル、2400メートル、1000メートル、2000メートルなどヴィシーのコース形態に合わせた番組へ変更された。
英国では干ばつによってアトックスターの障害開催が移転したニュースが9月3日の朝刊に掲載されたが、フランスでも同じ夏の極端な乾燥によって別の競馬場への開催移転が実際に行われている。
■ フォームグリッズ(南アフリカ)
6.全8レースが「年度代表馬」「最優秀騎手」などの名前に ヴァール開催で南ア競馬の年間表彰者を顕彰
南アフリカ・ヴァール競馬場で9月3日に行われた8競走は、すべて2025-26年シーズンの南アフリカ競馬年間表彰「エクウス・アワード」の受賞者にちなんだ競走名で実施された。
第1競走は最優秀見習騎手ブレイン・マークス=ジェイコブソン、第2競走は最優秀騎手クレイグ・ザッキー、第3競走は最優秀調教師ジャスティン・スナイス、第4競走は最優秀馬主ハリウッド・レーシングを冠した競走となった。
第5競走には年度代表馬シーイットアゲイン、第6競走には最優秀厩務員ソケ・ムウェラセ、第7競走には最優秀2歳牝馬パレスオブアルヴァーニア、第8競走には最優秀2歳牡馬・セン馬オートクチュールの名前が使用された。
G1馬や騎手、調教師だけでなく、厩務員まで同じ日の正式な競走名として取り上げる構成となっている。8競走すべてを年間表彰の各部門に割り当てた開催として実施された。
